2016年10月15日土曜日

【ある初心者の疑問】わざわざ低スペックなLooxS73AでWindowsXPとLinuxを使う理由は?

2002年頃発売のモバイルPCであるLooxS73Aを会社で事務機器として使うことを目論んで、だいぶいろいろ考え、KnowHowも少しまとまってきたので、ここで記録をしておきます。

古いPCを活用するには、ハードウェアの構成の部分と用途を絞るという運用方法の部分で快適度が変わるのだと分かりました。

LooxS73Aの主なスペックは、

CPU Crusoe TM5800 733MHz
RAM オンボード 256MB(うち16MBはシステムで使用)

です。

HDDは動作音が異常にうるさくなっていたので、悩みぬいてSDカードでシリコンディスク化を試したところ、うまく行きました。

使用したものは、TranscendのTS32GSDHC10U1という600倍のSDHCカードと変換名人のSDHC-M44A/2というSD-IDE変換アダプタです。

MicroSDとPQIのWiFiアダプタでSD化したものをCFサイズに更にサイズアップしてCF-IDE変換アダプタを噛ませて接続して起動しなかったという情報以外、シリコンディスク化の情報がまったく見つからなかったので不安でした。

おそらくこの機種はバッティー駆動時間をギリギリまでチューンナップしているようなので、アダプタなどで許容できる消費電力量がきつめなのでしょう。

HDDからSDに変更したところ、WindowsXPで表示されるバッテリー駆動時間は最大で10時間50分を超えるようになりました。これで重さもバッテリー駆動時間もMacbook12並です。

WindowsXP Proのレジストリなどのチューニングもコツコツ行ってきて、起動1分、終了13秒という以前は考えられないレベルまで達したところです。

やればここまでできたのですね。今まで知りませんでした。

そこで、私なりにWindowsXPとLinux(Tiny Core Linux)の使い分けも決めました。

WindowsXPは内蔵化したSDHCにインストール。

Plop Boot ManagerをMBRではなく、WindowsXPのBootmenuに仕込み、USBブート非対応のLooxS73AでのライブUSB起動と、テキストエディタやMS Office利用を主にする。

ネットに繋がぐ必要はないのと、ウィルス対策ソフトを入れると重すぎるので、オフラインで使用する。

LinuxはUSBメモリーにインストール。

ネットサーフィンやクラウド利用など、インターネット接続が必要な時に使用する。

Tiny Core Linuxは構造的にウィルスが入りにくそうだし、入り込んでもすぐにOSごと入れ替えられるので最低限のアプリで運用して、動作の速さを維持する。

ネットワークアダプタの設定でつまずいたので、無線LANでのインターネット利用には少し工夫をして回避していますが、それは別の記事で紹介したいと思います。

私の場合、以上のような使い分けで、非常に気持ち良い環境を作ることができました。

メインに使っているPCより愛着を感じるほどです。


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