2016年7月16日土曜日

今やLinuxが不自由なく使える世の中だ

Linuxをインストールして日常的に使うようになり、やっと慣れてきた。

今日もスタバに持ち出して、簡単な仕事をしてきた。

ネット上で完結できる作業や仕事の手段が増えたこともLinuxを常用できるようになった大事な要因だと思う。

実際、仕事で使う文章の下書きはLinuxでもAndroidでもできる。
職場のPCからクラウドにアクセスして、ワードでコピペすれば、ワード文書に起こせる。

移動中や隙間時間を活用して、報告書や関連業者との情報のやり取りの文章を作ることも増えているが、Linuxを入れた小型のモバイルも活躍している。

さらに、WiFi環境がないという場合に備えて、QRコードを作成するソフトを入れた。

テキストを作成したらそれをQRコードにする。
そして、QRコードをスマホで読み込んでクラウドに保存する。

多少手間はかかるが、こんな備えがあるとテキストの保存やメール送信にWiFi環境がなくても困らない。

QRコードを利用したデータのやりとりは、例えば、WindowsXPのようにサポートが切れた古いOSのPCをオフラインのテキスト専用端末として再生するような場合にも使える方法だ。

大量のデータをやりとりするにもUSBメモリも外付けHDDなどが大容量化していて、たいてい困らない。

多様な代償手段があって本当に便利な世の中になったものだなあと感じる。

今なら割り切った使い方に限らなくてもLinuxが大いに活用できる。

調子に乗ってPPCのiBookを再生することもやってみたくなった。

しかし、PCはそもそも道具だ。
日常的に使いこなせてなんぼの道具である。
道楽ではない。

いままで経験したことがないPCの活用法を模索しているが。
まずはLinuxをWindows並に使いこなせるようになることを優先していくつもりだ。

2016年7月13日水曜日

【ある初心者の疑問】 LinuxでUSBマウスはすぐに使えるのか?

Linuxに乗り換えるにあたり、不安だったことの一つが、これまで使用していたUSB機器がそのまま使えるのだろうか?ということだった。

最初にLinuxをインストールしたThinkpadX31はUbuntu12.04を利用していて、自分のメインにしているR930はUbuntu14.04を利用している。

結論から言えば、USB接続の有線マウスや無線マウスは、刺すだけですぐに使えた。

イメージでは認識させるためにターミナルでの操作が必要かもしれないと思っていたので拍子抜けだった。

一方で、今使えていないのが、Canonの小型スキャナだ。

メーカーではLinux用のドライバは用意がないとのこと。

純正ドライバ以外に代替手段があるのか、現在調査中。

2016年7月10日日曜日

【ある初心者の疑問】 ノートパソコンのディスプレイの輝度を調整できるようにするには?

筆者がインストールして愛用しているのは現在ubuntu14.04で、書籍に付録でついていたDVDからインストールしたものだった。

現在、Linux用にしようしているマシンは、Toshiba dynabook R930という海外向けのシリーズでUS規格の英語キーボード、DVDマルチドライブなし。

国内向けだったらR732とほぼ同世代のスペックである。

CPUはi5 2.6GHzで2コア4スレッドで稼働するもので、Linuxでは4コアとして認識されている。

メモリは1GBに8GBを増設して、合計9GB積んでいる。

動作そのものは快適である。

しかし、インストール直後、気がついたのがディスプレイがいつでも最高輝度の全開で、調整しようにもFnキーが効かないことだった。

正確には、輝度調整バーは動いているようなのに、実際にはノートパソコンのディスプレイの明るさが変化しないという状態。

ネットで調べてみると、まず目についた設定例が、再起動しても同じ輝度で保持するという設定で、筆者は用途に合わせて調整できるようにしたかったのでマッチしなかった。

それでも検索を繰り返していくと、やり方が分かった。

ターミナルから、

sudo vim /etc/default/grub

と打って、すぐあたりにある項目

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=""

の””の間に、acpi_osi=Linux acpi_backlight=vendorと追加して、以下のようにして保存。

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="acpi_osi=Linux acpi_backlight=vendor"

その後で、

$ sudo update-grub

と打って、更新して再起動すると、ちゃんとFnキーと所定のキーで輝度調整ができるようになった。

この設定はubuntu 12.10から16.04まで使えるらしい。

実はこの設定をする時、vimの使い方そのものを知らなかったので項目が編集できないことで少し苦労したのだが、その思い出話はまたの機会に。





【ある初心者の疑問】Unetbootinで作ったLive USBで、どうして設定を保存できないのか?

LinuxでライブUSBを作成するとなると、有名なソフトはUnetbootinだろう。

ダウンロードしたisoファイルとインストール先のUSBメモリを指定する程度で手間いらずでLinuxが起動できるUSBメモリが作成できるというソフトで、ライブUSBの作成について検索すると必ず出てくるソフトだ。

どうやら設定の保存ができるライブUSBも作れるようだったので、これなら気軽に様々なディストリビューションが試せると思って、早速インストールして、挑戦してた。

結果、ライブUSBは本当に簡単に作成できた。
それをインストール用に使うには問題がなかった。

しかし、肝腎の設定の保存はうまく行かなかった。
これでは、たとえ、日本語環境の設定などを行っても次の起動ではまっさらに戻ってしまう。

いろいろと調べたのだが、不慣れなLinuxでどのへんに問題や設定ミスがあったのかが見当つかないし、検索ワードも不確実な専門用語の知識であるため、なかなか対処法がヒットしなかった。

それで悩んで1ヶ月も経ってしまい、その間にUnetbootinを使わずに、syslinuxでブートして設定もext4でフォーマットしたcasper-rwパーテションに保存できるライブUSBの作り方を覚えてしまった。

で、その関係でブートローダのことを勉強してみて、やっと分かったのだが、Unetbootinで作れるライブUSBはsyslinuxを使うものなのだそうだ。

syslinuxはFAT32フォーマットで実行可能なので、Unetbootinで使用するUSBメモリはsyslinuxが使えるFAT32でフォーマットしておく必要があったのだった。

ところが、私がLinuxはext4というフォーマットを使うと比較にならないほどの高速で稼働できると聞きかじって、思い込んでいたので、Linuxインストール先は自分で勝手にext4にしてしまっていたのだった。

すると、当然のことで、FAT32用のsyslinuxの設定が機能するはずがない!

なんと、こんなことだったのか。

やはり、横着しないでダウンロードサイトの原典を確かめなければならなかった、自分の手抜かりだったと反省だ。

そういうわけで、昨日、改めて、Linux用のパーテションをFAT32でフォーマットしたUSBメモリにUnetbootinでLubuntu16.04をインストールする際、設定保存領域を指定しておいたら設定が保存できるライブUSBが自動的に完成していた。

Unetbootinの場合、設定保存はcasper-rwファイルに保存されるようになる。

ファイルでの保存だと、パーテションの場合よりも動作が次第に重くなるそうだが、お試しで使用する分には多少のもたつきは問題ないだろうということで当分、そのままにしておく。

今後はgrubの使い方を覚えて、ext4のパーテションにインストールして楽しみたい。




2016年7月9日土曜日

【ある初心者の疑問】 64GBのSDカード(SDXC)をubuntuで認識しない時には?

忘れそうなことなので、メモを残しておきます。

ubuntu14.04をインストールした直後、他のWindowsパソコンで使っていた64GBのSDカードが認識はしているようなのにデータにアクセスできない状態でした。

調べてみると、これはSDXC規格で使用するexFATのフォーマットに対応できるように設定する必要があるということだったようです。

まず、ターミナルを起動し、

$ sudo apt-get install exfat-utils exfat-fuse

と入力してEnterキーを押します。

すると、必要なユーティリティがインストールされ、以降からSDカードにアクセスできるようになりました。

考えてみたらLinuxにはずいぶん昔から触れてはいた

最初にLinuxという言葉を耳にしたのは高校の部活だったと思う。

高校1年の時、最初は柔道部に入ろうと思っていた。

ところが、部活動の勧誘会で、なぜか電子工作をしてオーディオを直したり、BASICをいじったりする人ばかりの理工系オタク集団の部活動に興味を引かれ、入部してしまったのだった。

そこの先輩は個性もすごいが、学力もすごい人だらけだったのだが、その中に大学でプログラミングを勉強している人がいて、その人に教えてもらった覚えがある。

その後、ずいぶんと時が立ち、実際にLinuxをインストールする経験をしたのは大学を卒業してからのことで、パソコンのリユースを手伝うボランティアをした時だった。

その時は、ペンティアム133くらいのCPUのデスクトップPCに、たしかRedHatの無料版をインストールして、ネット閲覧用の端末を作るということを手伝っていた。CDを入れて起動すれば、ほぼ自動でほとんどのデバイスを認識していたので、全然やることがないような気がしていた。ノートパソコンへのインストールではちょっと手間がかかっていたようだ。

関わったのは3ヶ月ほどだったが、途中からRedHatよりPlam Linuxのほうがいいという話になったりして、Linuxっていろいろあるんだなあと、細かいことは分からないながらにも面白いボランティアだった。


検索してみるとPlam Linuxは開発が続いているようだ。
http://www.plamolinux.org/

RedHatのほうはその後Fedoraになっている。


そんなわけで、当時にしてはLinuxに親しみが持てていたほうだったため、Linux Zaurusが出ればさっそく使うようになったり、本屋でKNOPPIXのライブCD付きの書籍を見つけてすぐに購入したりしたのだった。

ところがKNOPPIXをノートパソコンで起動させようとしてみたりしたが、途中で止まってしまう。
書籍を見ても解決法など書いていない。
ネットで調べても、よくわからない。

そんな限界もあってチンプンカンプンなままで興味を失って、表面的に使えるというか、少しだけ知ってますよという程度止まりで、深い付き合いにはならなかった。

その後、ubuntuが話題になった時、少し興味を引かれたが、ライブCDと言えばKNOPPIXだろうという思い込みというか、それしか知らない浅さで、その後に巨大に成長する新顔のことは見過ごしていた。

そんな背景というか、Linux遍歴を今ではubuntu14.04をフルインストールしたノートパソコンでこのブログを書いている。

まことに、人生とは予想がつかないものである。

【ある初心者の疑問】 Linuxにセキュリティソフトを入れるべきか?

Linuxに魅力を感じる理由は無料で様々な機能が試せるところだ。

ディストリビューションだけでも無数にあり、それぞれに個性があるというのだから、いろいろ触ってお気に入りを探したくなる。

操作自体、知らないと先に進まないポイントがあって、ひとつひとつ解決するのも楽しい。

何より、コマンドでポチポチして操作するということ自体、ちょっと本格的にパソコンに触れた気がして楽しいのだ。

そして、セキュリティソフトがなくてもウィルスが勝手に動作しにくい作りであるというのも嬉しい。


linuxではセキュリティソフトが不要と言われる理由は、

「ウィルスやマルウェアは、必要なアクセス権を与えない限り、悪さができないから」

たとえば、ubuntuではアプリのインストールの際にコマンドの都度パスワードを求められることもしばしばだが、そのおかげでユーザーが知らないうちに悪さしようとするウィルスが働きにくいという理解でよいようだ。

この理屈を知ったことで、$ sudo visudoで設定すればコマンドの度にパスワードを入れないで済ませる設定さえもできるが、それはセキュリティを著しく脆くさせてしまうことなのだと理解できた。

以下、ITmediaの過去記事の抜粋

Linuxにおけるファイルパーミッションとは、各ファイルに対する、読み取り、書き込み、実行という3つの権利を規定するもので、こうした設定はシステム全体に適用される。またファイルパーミッションについてはroot権限を有す特別なユーザー、サインイン中の各ユーザー、その他すべてのユーザー(world)という3種類のユーザーレベルも関与してくる。そして通常、システム全体に影響を与えるようなソフトウェアは、root権限がなければ実行することができないのである。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0703/02/news010.html


いかにもLinuxのエキスパートらしい皮肉も混じった文章で好き嫌いも分かれそうだが、元の文章も読み応えがある。

それでも心配になったら有料、無料のアンチウィルスソフトもあるので導入を検討しよう。

2016年7月7日木曜日

Linuxを使い始めたきっかけ

きっかけは、3ヶ月ほど前のおじさんの一言だった。

「インターネットをしたいんだ。

でも、パソコンが買えないからなあ。」

このおじさんは父の弟で、とうに60歳を過ぎている。

パラサイトな暮らしをしてきて、いろいろと困ったところがある人だ。

しかし、他人ではないので、その時、なんとなくその願いを切り捨てることはできない気がした。

そして、ある時、このおじさんのささやかな願いを叶えてあげたくなったのだ。


ネットワークの環境を再度確認してみると実家とおじさんの住む家は無線LANの電波が届く距離で、中継機になる無線LANアクセスポイントかルータを用意すればいけそうだった。

まず、親機の無線LANルータに子機になる無線LANルータを中継モードでつないでネットワーク環境を整えてみた。

クライアント端末は、当初、お古のNexus7(2012)を使ってもらおうかと思ったのだが、やってみると電波の掴みが弱い。

そこでヒラメイた。

そうだ、使わなくなったThinkpad X31 が余っているではないか!


X31はPenM1.7GHzでメモリ1GBに増設済み、HDDは80GBある。

この機種は4年前まで、ほぼメインで使っていたのだが、ある日、HDDがクラッシュ。
その後、HDDは入手して換装したものの、ドライバを探して当てていくのが面倒に感じて放置しているうちにWindowsXPはサポート切れとなり、行き場をなくしてゴミとなっていた。

いっそ、Linuxをいれてみようか?

そんな気になったのもXPのサポート切れのおかげだった。


ネットで調べてみると、X31はubuntu12.04まで導入実績が確からしい。

Linuxbeanというディストリビューションならもしかすると14.04も動くかもしれないようだが、情報は少ない。

それならばということで、ubuntuでやってみることにしよう。

そして、結局サポートする必要があるだろうから自分もubuntuをインストールして常用してみようという気になり、ついついOS無しのジャンクPCまで購入してしまった。

振り返ってみると、それがちょうど1ヶ月ほど前のことだった。

考えてみたら、わがままおじさんの願いを叶えてあげるためにどんだけの労力と出費をかけているのだろう。


この1ヵ月でいろいろなことを覚えた。

インストール方法はもちろんだが、コマンドの打ち方やvimの使い方、そして、ライブUSBの作成。

ライブUSBは最初はunetbootinで作っていたのだが、今はブートローダーから起動するやり方を勉強している。

つい3日前には設定を保存できるライブUSBが作れるようになった。


そして、今ではすっかりLinuxが楽しくなっている自分がいる。

こうして振り返ってみると、おじさんを理由にして、自分の興味関心を突き進んでいるだけだった。

なんだ、おじさんの願いを叶えるはずだったのが、いつの間にか自分が一番楽しんでいる。