LinuxでライブUSBを作成するとなると、有名なソフトはUnetbootinだろう。
ダウンロードしたisoファイルとインストール先のUSBメモリを指定する程度で手間いらずでLinuxが起動できるUSBメモリが作成できるというソフトで、ライブUSBの作成について検索すると必ず出てくるソフトだ。
どうやら設定の保存ができるライブUSBも作れるようだったので、これなら気軽に様々なディストリビューションが試せると思って、早速インストールして、挑戦してた。
結果、ライブUSBは本当に簡単に作成できた。
それをインストール用に使うには問題がなかった。
しかし、肝腎の設定の保存はうまく行かなかった。
これでは、たとえ、日本語環境の設定などを行っても次の起動ではまっさらに戻ってしまう。
いろいろと調べたのだが、不慣れなLinuxでどのへんに問題や設定ミスがあったのかが見当つかないし、検索ワードも不確実な専門用語の知識であるため、なかなか対処法がヒットしなかった。
それで悩んで1ヶ月も経ってしまい、その間にUnetbootinを使わずに、syslinuxでブートして設定もext4でフォーマットしたcasper-rwパーテションに保存できるライブUSBの作り方を覚えてしまった。
で、その関係でブートローダのことを勉強してみて、やっと分かったのだが、Unetbootinで作れるライブUSBはsyslinuxを使うものなのだそうだ。
syslinuxはFAT32フォーマットで実行可能なので、Unetbootinで使用するUSBメモリはsyslinuxが使えるFAT32でフォーマットしておく必要があったのだった。
ところが、私がLinuxはext4というフォーマットを使うと比較にならないほどの高速で稼働できると聞きかじって、思い込んでいたので、Linuxインストール先は自分で勝手にext4にしてしまっていたのだった。
すると、当然のことで、FAT32用のsyslinuxの設定が機能するはずがない!
なんと、こんなことだったのか。
やはり、横着しないでダウンロードサイトの原典を確かめなければならなかった、自分の手抜かりだったと反省だ。
そういうわけで、昨日、改めて、Linux用のパーテションをFAT32でフォーマットしたUSBメモリにUnetbootinでLubuntu16.04をインストールする際、設定保存領域を指定しておいたら設定が保存できるライブUSBが自動的に完成していた。
Unetbootinの場合、設定保存はcasper-rwファイルに保存されるようになる。
ファイルでの保存だと、パーテションの場合よりも動作が次第に重くなるそうだが、お試しで使用する分には多少のもたつきは問題ないだろうということで当分、そのままにしておく。
今後はgrubの使い方を覚えて、ext4のパーテションにインストールして楽しみたい。
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