2016年11月7日月曜日

【ある初心者の疑問】古いノートPCをシンクライアントとして活用する方法は? Opencoconのススメ

会社の倉庫にVY20G/W4というCore2DuoT7200でメモリ1GBなPCが余っていたので、フリーダドレス用のPCが足りない時用や実験用に仕立てています。

どんなディストリビューションがいいかなと考えながら、まずはHDDにKnoppix7.6.1やKona Linux2.3と3.0、Linux Bean14.04をインストールしてみたのですが、実用的な挙動なのはKona Linux2.3くらいでした。

Linux Bean14.04がいいなと思っているのですが、インストール途中で止まってしまいました。
会社で仕事の合間でのテストだったので、起動オプションをいろいろ試せていませんが。

しかし、残念だったのはKona Linux3.0が、インストールは正常にできたのに起動がモタモタしててまったく実用的ではなかったことでした。

もしかすると最新版にもかかわらず、Knoppix7.6.1がもっとも安定していたような気もします。

そこでふと考えたのがデスクトップはやめてシンクライアント化するという活用手段です。

最初はTiny Core Linuxでやろうかと思ったのですが、ちょっと面倒なのが、自分以外の人に使わせるのが困難になりそうということ。

そこでたまたまOSC2016Tokyo/fallの出展者の資料を読んでいて見つけたのがOpencoconというディストリビューションです。

ちょうどOSCを見学に行くつもりだったので、作者の方にお会いしてきたのですが、説明を受けながら目の前で接続のデモを見せていただき、とても簡単だということが一発で理解できました。

そして、早速会社で試したところ、Windows7Proのリモートデスクトップを活用してアクセスするととても簡単。見て覚えたおかげもあり、まったく解説を読まずに接続できました。

Opencocon、簡単にシンクライアントのシステムを作るのにオススメできそうです。


2016年10月30日日曜日

【ある初心者の疑問】カーネルそのもののサイズはどのくらいなのか?

DamnSmallLinuxやTinyCoreLinuxをメモリ消費を気にして使用してみて、カーネルの更新による消費メモリの変化への影響はどのくらいのものなのかという疑問がわきました。

消費メモリについては調べがついていませんが、圧縮サイズベースでの変化はネットで公開されている方がいて、理解できました。

それによるとtar.xzでのサイズでの比較は以下。

2001年の2.4.0では15.7MB。
2003年の2.6.0では26.5MB。
2011年の3.0では63.7MB。
2015年の4.0では82.3MB。

この値を参考にすると、メモリに展開して起動するFrugalインストールでロースペックPCを使用する際の目安が得られるのではないかと思っています。

ちなみにDamnSmallLinuxはカーネル2.4ですが、最低16MBで起動できます。

極小型Linuxの開発者の方々のミニマリズムの探求心の凄さを感じずにはいられません。

【ある初心者の疑問】ロースペックなPCをTinyCoreLinuxで活用するには?

LooxS73AにてTinyCoreLinuxをUSBメモリにインストールして使用するようになってだいぶ慣れてきました。

それでもオンボード256MBのうち、正味240MBしか使えないのはきついです。

あれこれ模索して内蔵WiFiアダプタを使うほうが手間がないという結論にいたり、やはりCorePlusを使いたいところ。

しかし、CorePlus7.2をデフォルトのままで使用すると起動するだけで180MBくらいは食ってしまいます。

カーネル4系は圧縮したサイズでも80MBあり、例えば2.4なら16MBということなのでざっと5倍なわけです。

起動するだけでインストールされるファイルが結構あるのですね。
これは辛い。

そこで、必要なものだけにしぼって移動するようにonBootメニューを編集してみました。


一つ一つのファイルの意味は全くわかっていないので、無線LANを使わないバージョンのTinyCoreのonBootメニューを参考にしました。

それで起動時130MBくらいまで絞れました。

Windowマネージャーもいくつも入っていますが、OpenBoxなどはやはりちょっと重いようで起動時で160MBくらい消費します。

ここはデフォルトのWindowマネージャーでよいことにします。

ネットでGoogleを使って検索するのならアプリで日本語入力できる必要はないみたい。
日本語のフォントを導入して日本語ローカライズの設定のみすれば、ブラウジングは日本語で可能です。

FireFoxは非力すぎるマシンでは無理。
Operaを常用することにしました。

これでインターネットで検索などをする程度であれば実用的な環境になります。

ちなみに、同じような内容でさらにスリムに運用するのであればWiFiアダプタは使用せずに、有線LAN + ホテルルータの子機モードないし、メディアコンバータというちょっとごつい構成にすれば可能です。

私の試した環境では、起動時80MBくらい、インターネット時160MBくらいで運用出来ました。

この場合、Opera9は単独では日本語表示ができなかったのですが、起動するだけで60MBくらい消費するPCmanFMを同時に起動しておくと解決しました。

CorePlusではこのようなことはありませんから足りないファイルが何だったのか特定できれば、もっとメモリに余裕のある運用もできるのだと思いますが、追求はしてません。

最新版では240MBのメモリがあっても以上のような苦労をしてしまいました。

よりメモリの少ないPCで利用するのであれば、カーネルの古いバージョンを使用しているものを使ったほうが良いと思っています。

2016年10月21日金曜日

【ある初心者の疑問】WiFiのつながらないLinuxマシンを無理やりWiFi化することはできるか?

Tiny Core LinuxでどうやってもWiFiアダプタを認識させることができなかったのですが、無理やりWiFiにつなげられそうなひらめきがあり、試してみました。

その方法とは、PCMCIAの有線LANカードにホテルルータを無線子機モードにしてつなげてしまうというもの。

結果、あっさりとWiFiでの接続に成功しました。

この方法だと特にドライバをインストールする手間がなく、多くのPCでWiFiが利用可能になりそうです。

例えば、Linux ZaurusでもCFのLANカードでも試してみたのですが、応用可能な方法でした。

つまらない裏ワザですね。

2016年10月15日土曜日

【ある初心者の疑問】わざわざ低スペックなLooxS73AでWindowsXPとLinuxを使う理由は?

2002年頃発売のモバイルPCであるLooxS73Aを会社で事務機器として使うことを目論んで、だいぶいろいろ考え、KnowHowも少しまとまってきたので、ここで記録をしておきます。

古いPCを活用するには、ハードウェアの構成の部分と用途を絞るという運用方法の部分で快適度が変わるのだと分かりました。

LooxS73Aの主なスペックは、

CPU Crusoe TM5800 733MHz
RAM オンボード 256MB(うち16MBはシステムで使用)

です。

HDDは動作音が異常にうるさくなっていたので、悩みぬいてSDカードでシリコンディスク化を試したところ、うまく行きました。

使用したものは、TranscendのTS32GSDHC10U1という600倍のSDHCカードと変換名人のSDHC-M44A/2というSD-IDE変換アダプタです。

MicroSDとPQIのWiFiアダプタでSD化したものをCFサイズに更にサイズアップしてCF-IDE変換アダプタを噛ませて接続して起動しなかったという情報以外、シリコンディスク化の情報がまったく見つからなかったので不安でした。

おそらくこの機種はバッティー駆動時間をギリギリまでチューンナップしているようなので、アダプタなどで許容できる消費電力量がきつめなのでしょう。

HDDからSDに変更したところ、WindowsXPで表示されるバッテリー駆動時間は最大で10時間50分を超えるようになりました。これで重さもバッテリー駆動時間もMacbook12並です。

WindowsXP Proのレジストリなどのチューニングもコツコツ行ってきて、起動1分、終了13秒という以前は考えられないレベルまで達したところです。

やればここまでできたのですね。今まで知りませんでした。

そこで、私なりにWindowsXPとLinux(Tiny Core Linux)の使い分けも決めました。

WindowsXPは内蔵化したSDHCにインストール。

Plop Boot ManagerをMBRではなく、WindowsXPのBootmenuに仕込み、USBブート非対応のLooxS73AでのライブUSB起動と、テキストエディタやMS Office利用を主にする。

ネットに繋がぐ必要はないのと、ウィルス対策ソフトを入れると重すぎるので、オフラインで使用する。

LinuxはUSBメモリーにインストール。

ネットサーフィンやクラウド利用など、インターネット接続が必要な時に使用する。

Tiny Core Linuxは構造的にウィルスが入りにくそうだし、入り込んでもすぐにOSごと入れ替えられるので最低限のアプリで運用して、動作の速さを維持する。

ネットワークアダプタの設定でつまずいたので、無線LANでのインターネット利用には少し工夫をして回避していますが、それは別の記事で紹介したいと思います。

私の場合、以上のような使い分けで、非常に気持ち良い環境を作ることができました。

メインに使っているPCより愛着を感じるほどです。


【ある初心者の疑問】Tiny Core Linuxを利用して、LooxS73Aを活用するには?

Damn Small Linuxでしばらく使っていたLooxS73Aですが、ライブUSBで使うのはまずまずなのでHDDにインストールしてみようと試みたところ、知識不足でうまく行かず。

解決の手立ても掘り下げず、早々に諦めたのでした。

その後、他のディストリを模索して、たまたま日本語化されたTiny Core Linux4.5.2を試したところ、これがDSLに比べると起動に時間はかかりますが、なかなか快適。

カーネルもより新しいものが採用されているようだし、今も開発継続中ということも知り、安心材料。

また、アプリケーションは使う都度、保存しておいたパッケージを読み込むことで起動時のメモリ使用量を抑制できるという仕様は、メモリがオンボードで増設できず、しかも240MBしか自由にならないLooxS73Aにとって適切のよう。

以上のような理由、考えから、DSLからTCへ乗り換えすることにしました。

現在、TCの情報を収集してより適切な運用を考えているところです。

2016年9月18日日曜日

【ある初心者の疑問】Damn Small LinuxはLoox S73Aのストレスを軽減してくれるか?

Loox S73AをLinuxBean12.04(以下、LB)で起動したものの、発熱や挙動の遅さで実用は難しい。

というのが前回までに経験できたことです。

今回はDamn Small Linux(以下、DSL)を利用したらどうだろうと思いたち、さっそくUnetbootinでLiveUSBを作成し、トライしました。

LooxS73AはUSB起動できないので、USB起動はPlop boot managerを付属ツールを利用してWindowsXPのインストール済みHDDのBoot Menuに仕込んで行います。

Plop boot managerの使い方や記録はまた別の記事にします。

起動直後のLBとの違いで目につくのはCPU使用率。

LBでは使用率100%で張り付きます。
これが発熱の一つの原因かなと思えました。

一方、DSLは行って30%前後でした。
異常発熱もありません。

メモリ使用量はLBはだいたい100MBで、DSLは30MBくらい。
Loox S73Aはシステム用にオンボード240MBしか使えないので少ないほうがありがたいです。

Puppy LinuxやTiny Core Linuxも狙い目かもしれませんが、オフラインでテキスト中心の使い方ではもしかすると十分なのかも。

という気がしています。

LiveUSB起動から内蔵HDDも簡単にマウントできるのでデータの保存もスムーズです。

WiFiは手持ちの機材ではスムーズにつながりませんでしたので未確認。

Knoppixベースということなので、なんとかなりそうな気はします。

2016年9月10日土曜日

【ある初心者の疑問】他のPCでインストールしたHDDを移植して、LooxS73AをLinuxBeanに移行できるか? その2

前回、LinuxBeanをインストールしたHDDをLooxS73Aに換装しました。

結果、無事に起動できました。

ところが、もとのOSに比べ、CPU周りの発熱が酷いようです。無線LANのPCカード子機も熱暴走してしまいます。

実験時に冷房を使っていなかったせいもあるかも知れませんが、我が家では冷房なしは当たり前。
このままだと実用的とは言えません。

今回の実験がうまくいったらmSATAのSSDをIDEに変換して運用するつもりでしたが、それは見送ることにしました。

せっかくなのでテキスト編集用に限って使うことします。

発熱はCPUの仕様のためということも考えられるので、OSはWindowsXPを継続したほうが無難そうです。

ネットに繋いでも快適なネットサーフィンは無理な話。

スタンドアローンならセキュリティも多分問題ないでしょう。

2016年9月7日水曜日

【ある初心者の疑問】他のPCでインストールしたHDDを移植して、LooxS73AをLinuxBeanに移行できるか?

夏ももう終わりでしょうか?
私の疑問はまだ晴れません。

LooxS73AをLinuxに移行したら、小さくてファンレスなのできっと嬉しいだろうと思い、いろいろと対策を考えてきましたが、なにせ実行する時間が取れずにここまで来てしまいました。

CFやmSATAでゼロスピンドルというのもやってみたいと思って下調べをしたりもしれいますが、これまでの間に妻用にMacbookを購入したりして、最新のモバイルに触れたためもあり、旧機種にお金をかける気持ちは膨らみません。

せめてネットの閲覧くらいはできると良いと思い、XPを捨ててLinuxへの移行を目論んでいるのですが、非力のためにLinuxbeanのインストーラーがフリーズしてしまうわけです。

さて、どうしようか?

と考えて、約3週間。

ひらめいたのが、別のPCでLinuxbeanをインストールしたHDDを移植してみるということです。

Linuxbeanって、起動するたびにハードウェアのチェックをしているように見えます。
LiveUSBも様々なPCで使いまわせています。

ということはHDDを移植してもちゃんと起動するのではないでしょうか?

とりあえず、道具箱の中から古い16GBのHDDを掘り出し、外付けにしてLinuxbeanをフルインストールするところまで完了しました。

これを載せ替えたら、どうなるでしょうか?

Looxは職場においてきてしまったので、明日にでも持ち帰ってこようと思います。


2016年8月13日土曜日

【ある初心者の疑問】LinuxBeanをLoox S73Aにインストールできるのか?

暑い日が続いています。
休日を利用して、やってみたかったことに挑戦しました。

それは手持ちのLoox S73Aという2002年5月発売の小型パソコンをLinuxBeanでLinuxPCに生まれ変わらせることです。

Loox S73Aのスペックは以下のサイトをご覧ください。
http://www.fmworld.net/product/hard/pcpm0205/biblo_loox/s/

この機種、まずCPUがマイナーであり、メモリがオンボードの256MBで、かつビデオに16MB持っていかれるという仕様に大きな制約があります。

しかし、LinuxBeanの動作報告にもLooxSシリーズで動作できたという報告が上がっており、Pentium3でメモリ256MBという低スペック機での報告もあることから、今回トライしてみた、という経緯です。

結論を先に書くと、今回、LinuxBean12.04.5の最新2016年4月更新版ではインストーラーがエラーになってしまい、インストールできませんでした。

もしかすると、バージョンを遡るとインストールできるのかもしれませんし、コマンドで操作する必要があるのかも。

初心者向けを謳っているので、コマンドでなければインストールできないというもは考えにくい気がします。

小型で取り回しが楽なので、できたらテキスト専用以外にも活用したいのですが。

また、時間を見つけてトライしてみようかと思います。

2016年8月6日土曜日

【ある初心者の疑問】Ubuntu16.04.1でシャットダウンができない時は?

Ubuntu16.04.1がでたということで不具合が解消されていることを期待していたが、電源をシャットダウンできなくなる不具合はまだあるようだ。

日頃使用するソフトもほぼインストールできて、環境構築も進んだだけに、今更ダウングレードも面倒だ。

というわけで、ここはDashからsessionを呼び出し、shutdownか、またはrebootというソフトをランチャーに登録してしのぐことにした。

ランチャーへの登録は、ソフトを起動してから、ランチャーに出ているアイコンを右クリックして、登録することができる。

ちなみに、shutdownを選ぶとロック、サスペンド、再起動、シャットダウンが選べる。
rebootは再起動とシャットダウンのみで、シンプルだ。

不具合報告もしたので、はやく改善すると良いと思う。


2016年8月5日金曜日

【ある初心者の疑問】LinuxでYoutube動画をダウンロードしたい時には?ClipGrab

妻がよしもとのある芸人さんにハマってまして。
Youtube動画をダウンロードする方法を調べました。

LinuxでYoutubeの動画をダウンロードする場合、コマンドで実行するソフトを使う方法とGUIでできるソフトを使う方法のふた通りがあるそうですが、後者を選ぶことにしました。

今回使用するソフトはClipGrabというソフトです。

インストールの方法は以下の通り。

ターミナルを起動して、

sudo add-apt-repository ppa:clipgrab-team/ppa

sudo apt-get update

sudo apt-get install clipgrab

と順に実行します。


自動で日本語表示になり、使用で特に迷うところはないと思います。

2016年8月4日木曜日

Ubuntu16.04.1にクリーンインストールでアップグレード

これまで入門書に付録でついてきたUbuntu14.04を使用していた。

16.04が出ていることは知っていたが、初心者のうちにバグに出会うとどうにもならないだろうと思って、16.04のマイナーアップグレードが出るまで、あえてこなれているはずの14.04を選んだ。

7月の終わりになって、筆者のPCにもアップグレードの通知が出るようになったので、今日の休みを利用してメジャーアップグレードした。

今回のアップグレードには、Unetbootinで作成した16.04日本語RemixのLiveUSBを利用。
マイナーアップグレードはソフトウェアの更新から行うことにした。
念のため、14.04の環境をSystembackでisoに収めて、すぐに復活できるようにしておいた。

細かい設定方法やdeb形式のパッケージの新ストール方法、Ubuntuソフトウェアの使い方など、手間取ったところもあったが、ここまでで仕事に使う環境構築のほとんどの作業が終わった。

細かいバグがまだあるようだが、ひとまず、自分が使用する範囲では不具合を自覚しないで済みそうなので、このまま常用してみようと思う。

Ubuntu16.04では、モニター輝度の調整は手動で設定しなおさなくてもFnキーを使ってできた。

古いバージョンがフォーマットで消えても設定が残るはずはないので、この点は改良されたのだろう。

今日のここまでの成果はSystembackでisoにして保存した。

これでしばらくはOS再インストールせずに使っていくつもりだ。



2016年7月16日土曜日

今やLinuxが不自由なく使える世の中だ

Linuxをインストールして日常的に使うようになり、やっと慣れてきた。

今日もスタバに持ち出して、簡単な仕事をしてきた。

ネット上で完結できる作業や仕事の手段が増えたこともLinuxを常用できるようになった大事な要因だと思う。

実際、仕事で使う文章の下書きはLinuxでもAndroidでもできる。
職場のPCからクラウドにアクセスして、ワードでコピペすれば、ワード文書に起こせる。

移動中や隙間時間を活用して、報告書や関連業者との情報のやり取りの文章を作ることも増えているが、Linuxを入れた小型のモバイルも活躍している。

さらに、WiFi環境がないという場合に備えて、QRコードを作成するソフトを入れた。

テキストを作成したらそれをQRコードにする。
そして、QRコードをスマホで読み込んでクラウドに保存する。

多少手間はかかるが、こんな備えがあるとテキストの保存やメール送信にWiFi環境がなくても困らない。

QRコードを利用したデータのやりとりは、例えば、WindowsXPのようにサポートが切れた古いOSのPCをオフラインのテキスト専用端末として再生するような場合にも使える方法だ。

大量のデータをやりとりするにもUSBメモリも外付けHDDなどが大容量化していて、たいてい困らない。

多様な代償手段があって本当に便利な世の中になったものだなあと感じる。

今なら割り切った使い方に限らなくてもLinuxが大いに活用できる。

調子に乗ってPPCのiBookを再生することもやってみたくなった。

しかし、PCはそもそも道具だ。
日常的に使いこなせてなんぼの道具である。
道楽ではない。

いままで経験したことがないPCの活用法を模索しているが。
まずはLinuxをWindows並に使いこなせるようになることを優先していくつもりだ。

2016年7月13日水曜日

【ある初心者の疑問】 LinuxでUSBマウスはすぐに使えるのか?

Linuxに乗り換えるにあたり、不安だったことの一つが、これまで使用していたUSB機器がそのまま使えるのだろうか?ということだった。

最初にLinuxをインストールしたThinkpadX31はUbuntu12.04を利用していて、自分のメインにしているR930はUbuntu14.04を利用している。

結論から言えば、USB接続の有線マウスや無線マウスは、刺すだけですぐに使えた。

イメージでは認識させるためにターミナルでの操作が必要かもしれないと思っていたので拍子抜けだった。

一方で、今使えていないのが、Canonの小型スキャナだ。

メーカーではLinux用のドライバは用意がないとのこと。

純正ドライバ以外に代替手段があるのか、現在調査中。

2016年7月10日日曜日

【ある初心者の疑問】 ノートパソコンのディスプレイの輝度を調整できるようにするには?

筆者がインストールして愛用しているのは現在ubuntu14.04で、書籍に付録でついていたDVDからインストールしたものだった。

現在、Linux用にしようしているマシンは、Toshiba dynabook R930という海外向けのシリーズでUS規格の英語キーボード、DVDマルチドライブなし。

国内向けだったらR732とほぼ同世代のスペックである。

CPUはi5 2.6GHzで2コア4スレッドで稼働するもので、Linuxでは4コアとして認識されている。

メモリは1GBに8GBを増設して、合計9GB積んでいる。

動作そのものは快適である。

しかし、インストール直後、気がついたのがディスプレイがいつでも最高輝度の全開で、調整しようにもFnキーが効かないことだった。

正確には、輝度調整バーは動いているようなのに、実際にはノートパソコンのディスプレイの明るさが変化しないという状態。

ネットで調べてみると、まず目についた設定例が、再起動しても同じ輝度で保持するという設定で、筆者は用途に合わせて調整できるようにしたかったのでマッチしなかった。

それでも検索を繰り返していくと、やり方が分かった。

ターミナルから、

sudo vim /etc/default/grub

と打って、すぐあたりにある項目

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=""

の””の間に、acpi_osi=Linux acpi_backlight=vendorと追加して、以下のようにして保存。

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="acpi_osi=Linux acpi_backlight=vendor"

その後で、

$ sudo update-grub

と打って、更新して再起動すると、ちゃんとFnキーと所定のキーで輝度調整ができるようになった。

この設定はubuntu 12.10から16.04まで使えるらしい。

実はこの設定をする時、vimの使い方そのものを知らなかったので項目が編集できないことで少し苦労したのだが、その思い出話はまたの機会に。





【ある初心者の疑問】Unetbootinで作ったLive USBで、どうして設定を保存できないのか?

LinuxでライブUSBを作成するとなると、有名なソフトはUnetbootinだろう。

ダウンロードしたisoファイルとインストール先のUSBメモリを指定する程度で手間いらずでLinuxが起動できるUSBメモリが作成できるというソフトで、ライブUSBの作成について検索すると必ず出てくるソフトだ。

どうやら設定の保存ができるライブUSBも作れるようだったので、これなら気軽に様々なディストリビューションが試せると思って、早速インストールして、挑戦してた。

結果、ライブUSBは本当に簡単に作成できた。
それをインストール用に使うには問題がなかった。

しかし、肝腎の設定の保存はうまく行かなかった。
これでは、たとえ、日本語環境の設定などを行っても次の起動ではまっさらに戻ってしまう。

いろいろと調べたのだが、不慣れなLinuxでどのへんに問題や設定ミスがあったのかが見当つかないし、検索ワードも不確実な専門用語の知識であるため、なかなか対処法がヒットしなかった。

それで悩んで1ヶ月も経ってしまい、その間にUnetbootinを使わずに、syslinuxでブートして設定もext4でフォーマットしたcasper-rwパーテションに保存できるライブUSBの作り方を覚えてしまった。

で、その関係でブートローダのことを勉強してみて、やっと分かったのだが、Unetbootinで作れるライブUSBはsyslinuxを使うものなのだそうだ。

syslinuxはFAT32フォーマットで実行可能なので、Unetbootinで使用するUSBメモリはsyslinuxが使えるFAT32でフォーマットしておく必要があったのだった。

ところが、私がLinuxはext4というフォーマットを使うと比較にならないほどの高速で稼働できると聞きかじって、思い込んでいたので、Linuxインストール先は自分で勝手にext4にしてしまっていたのだった。

すると、当然のことで、FAT32用のsyslinuxの設定が機能するはずがない!

なんと、こんなことだったのか。

やはり、横着しないでダウンロードサイトの原典を確かめなければならなかった、自分の手抜かりだったと反省だ。

そういうわけで、昨日、改めて、Linux用のパーテションをFAT32でフォーマットしたUSBメモリにUnetbootinでLubuntu16.04をインストールする際、設定保存領域を指定しておいたら設定が保存できるライブUSBが自動的に完成していた。

Unetbootinの場合、設定保存はcasper-rwファイルに保存されるようになる。

ファイルでの保存だと、パーテションの場合よりも動作が次第に重くなるそうだが、お試しで使用する分には多少のもたつきは問題ないだろうということで当分、そのままにしておく。

今後はgrubの使い方を覚えて、ext4のパーテションにインストールして楽しみたい。




2016年7月9日土曜日

【ある初心者の疑問】 64GBのSDカード(SDXC)をubuntuで認識しない時には?

忘れそうなことなので、メモを残しておきます。

ubuntu14.04をインストールした直後、他のWindowsパソコンで使っていた64GBのSDカードが認識はしているようなのにデータにアクセスできない状態でした。

調べてみると、これはSDXC規格で使用するexFATのフォーマットに対応できるように設定する必要があるということだったようです。

まず、ターミナルを起動し、

$ sudo apt-get install exfat-utils exfat-fuse

と入力してEnterキーを押します。

すると、必要なユーティリティがインストールされ、以降からSDカードにアクセスできるようになりました。

考えてみたらLinuxにはずいぶん昔から触れてはいた

最初にLinuxという言葉を耳にしたのは高校の部活だったと思う。

高校1年の時、最初は柔道部に入ろうと思っていた。

ところが、部活動の勧誘会で、なぜか電子工作をしてオーディオを直したり、BASICをいじったりする人ばかりの理工系オタク集団の部活動に興味を引かれ、入部してしまったのだった。

そこの先輩は個性もすごいが、学力もすごい人だらけだったのだが、その中に大学でプログラミングを勉強している人がいて、その人に教えてもらった覚えがある。

その後、ずいぶんと時が立ち、実際にLinuxをインストールする経験をしたのは大学を卒業してからのことで、パソコンのリユースを手伝うボランティアをした時だった。

その時は、ペンティアム133くらいのCPUのデスクトップPCに、たしかRedHatの無料版をインストールして、ネット閲覧用の端末を作るということを手伝っていた。CDを入れて起動すれば、ほぼ自動でほとんどのデバイスを認識していたので、全然やることがないような気がしていた。ノートパソコンへのインストールではちょっと手間がかかっていたようだ。

関わったのは3ヶ月ほどだったが、途中からRedHatよりPlam Linuxのほうがいいという話になったりして、Linuxっていろいろあるんだなあと、細かいことは分からないながらにも面白いボランティアだった。


検索してみるとPlam Linuxは開発が続いているようだ。
http://www.plamolinux.org/

RedHatのほうはその後Fedoraになっている。


そんなわけで、当時にしてはLinuxに親しみが持てていたほうだったため、Linux Zaurusが出ればさっそく使うようになったり、本屋でKNOPPIXのライブCD付きの書籍を見つけてすぐに購入したりしたのだった。

ところがKNOPPIXをノートパソコンで起動させようとしてみたりしたが、途中で止まってしまう。
書籍を見ても解決法など書いていない。
ネットで調べても、よくわからない。

そんな限界もあってチンプンカンプンなままで興味を失って、表面的に使えるというか、少しだけ知ってますよという程度止まりで、深い付き合いにはならなかった。

その後、ubuntuが話題になった時、少し興味を引かれたが、ライブCDと言えばKNOPPIXだろうという思い込みというか、それしか知らない浅さで、その後に巨大に成長する新顔のことは見過ごしていた。

そんな背景というか、Linux遍歴を今ではubuntu14.04をフルインストールしたノートパソコンでこのブログを書いている。

まことに、人生とは予想がつかないものである。

【ある初心者の疑問】 Linuxにセキュリティソフトを入れるべきか?

Linuxに魅力を感じる理由は無料で様々な機能が試せるところだ。

ディストリビューションだけでも無数にあり、それぞれに個性があるというのだから、いろいろ触ってお気に入りを探したくなる。

操作自体、知らないと先に進まないポイントがあって、ひとつひとつ解決するのも楽しい。

何より、コマンドでポチポチして操作するということ自体、ちょっと本格的にパソコンに触れた気がして楽しいのだ。

そして、セキュリティソフトがなくてもウィルスが勝手に動作しにくい作りであるというのも嬉しい。


linuxではセキュリティソフトが不要と言われる理由は、

「ウィルスやマルウェアは、必要なアクセス権を与えない限り、悪さができないから」

たとえば、ubuntuではアプリのインストールの際にコマンドの都度パスワードを求められることもしばしばだが、そのおかげでユーザーが知らないうちに悪さしようとするウィルスが働きにくいという理解でよいようだ。

この理屈を知ったことで、$ sudo visudoで設定すればコマンドの度にパスワードを入れないで済ませる設定さえもできるが、それはセキュリティを著しく脆くさせてしまうことなのだと理解できた。

以下、ITmediaの過去記事の抜粋

Linuxにおけるファイルパーミッションとは、各ファイルに対する、読み取り、書き込み、実行という3つの権利を規定するもので、こうした設定はシステム全体に適用される。またファイルパーミッションについてはroot権限を有す特別なユーザー、サインイン中の各ユーザー、その他すべてのユーザー(world)という3種類のユーザーレベルも関与してくる。そして通常、システム全体に影響を与えるようなソフトウェアは、root権限がなければ実行することができないのである。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0703/02/news010.html


いかにもLinuxのエキスパートらしい皮肉も混じった文章で好き嫌いも分かれそうだが、元の文章も読み応えがある。

それでも心配になったら有料、無料のアンチウィルスソフトもあるので導入を検討しよう。

2016年7月7日木曜日

Linuxを使い始めたきっかけ

きっかけは、3ヶ月ほど前のおじさんの一言だった。

「インターネットをしたいんだ。

でも、パソコンが買えないからなあ。」

このおじさんは父の弟で、とうに60歳を過ぎている。

パラサイトな暮らしをしてきて、いろいろと困ったところがある人だ。

しかし、他人ではないので、その時、なんとなくその願いを切り捨てることはできない気がした。

そして、ある時、このおじさんのささやかな願いを叶えてあげたくなったのだ。


ネットワークの環境を再度確認してみると実家とおじさんの住む家は無線LANの電波が届く距離で、中継機になる無線LANアクセスポイントかルータを用意すればいけそうだった。

まず、親機の無線LANルータに子機になる無線LANルータを中継モードでつないでネットワーク環境を整えてみた。

クライアント端末は、当初、お古のNexus7(2012)を使ってもらおうかと思ったのだが、やってみると電波の掴みが弱い。

そこでヒラメイた。

そうだ、使わなくなったThinkpad X31 が余っているではないか!


X31はPenM1.7GHzでメモリ1GBに増設済み、HDDは80GBある。

この機種は4年前まで、ほぼメインで使っていたのだが、ある日、HDDがクラッシュ。
その後、HDDは入手して換装したものの、ドライバを探して当てていくのが面倒に感じて放置しているうちにWindowsXPはサポート切れとなり、行き場をなくしてゴミとなっていた。

いっそ、Linuxをいれてみようか?

そんな気になったのもXPのサポート切れのおかげだった。


ネットで調べてみると、X31はubuntu12.04まで導入実績が確からしい。

Linuxbeanというディストリビューションならもしかすると14.04も動くかもしれないようだが、情報は少ない。

それならばということで、ubuntuでやってみることにしよう。

そして、結局サポートする必要があるだろうから自分もubuntuをインストールして常用してみようという気になり、ついついOS無しのジャンクPCまで購入してしまった。

振り返ってみると、それがちょうど1ヶ月ほど前のことだった。

考えてみたら、わがままおじさんの願いを叶えてあげるためにどんだけの労力と出費をかけているのだろう。


この1ヵ月でいろいろなことを覚えた。

インストール方法はもちろんだが、コマンドの打ち方やvimの使い方、そして、ライブUSBの作成。

ライブUSBは最初はunetbootinで作っていたのだが、今はブートローダーから起動するやり方を勉強している。

つい3日前には設定を保存できるライブUSBが作れるようになった。


そして、今ではすっかりLinuxが楽しくなっている自分がいる。

こうして振り返ってみると、おじさんを理由にして、自分の興味関心を突き進んでいるだけだった。

なんだ、おじさんの願いを叶えるはずだったのが、いつの間にか自分が一番楽しんでいる。